第10話   梅雨雑感 本文へジャンプ
去る6月2日〜3日に、学会で大阪に行ってきました。
毎年この時期に行われる、(公社)全日本鍼灸学会の全国大会で、
昨年は、東京大学のキャンパス内で行われた学会の模様を、
TOPIC14でご紹介しました。
今年は、大阪港にほど近いコスモスクエア駅最寄りの森ノ宮医療大学と、
ハイアットリージェンシーとの2か所の会場を結んでの開催でした。
シャトルバスもありましたが、歩いても15分程度の程良い距離で、
年によっては梅雨入り前後で、雨がちな事も多いのですが、
日傘を持って来るべきだったと後悔する程、キラキラと輝くような晴天でした。
長年、毎年参加しているこの学会に、年々、若い人が増えているのは、
頼もしい限りです。
私も取得している学会の認定取得の制度を、若い先生方中心にさらなる
レベルアップを目指している取り組みも発表され、今後の鍼灸界の発展が、
大いに期待されます。

学会は、毎年、持ち回りで開催されるので、日本全国の主要都市は無論、
わが岡山などの地方都市でも開催されます。
毎年色々な都市に行く時、いつも疑問に思う事があります。
駅のターミナルのエスカレーターの立ち位置です。
急ぐ人の為に、片側を空けて立つ場合が多いですが、
これには、却って混雑するからとか、危険だとかという理由で、
賛否両論あるようです。
まして、都市によって、立ち位置が右だったり左だったりまちまちですよね。
東京は左ですし、大阪は右です。岡山も駅では左のことが多いですが、
デパートなどのお店では、片側を空けてなかったりします。
ネットなどで検索してみると、全国的に関東は左、関西は右の傾向のようです。
そんな話をしていると、ある患者さんが、「関東は左側に差している刀を守る、
武士の名残で、関西は大阪を代表する商人の町だから違うんだって、
何かで読んだ。」と教えてくれました。
なるほど!!

でも、面白いですね。誰が先頭に立って号令したわけでもなく、
取り決めたわけでもないのに、自然発生的にそうなるという・・・
理路整然と並んで待つことができる日本人の美徳が、
こういう面にも表れているいるのかもしれませんね。

ついに、日本列島の多くが梅雨入りし、豪雨災害などの危険性が高まる、
時期となりました。
この数年、昔ながらのしとしとと降り続く長雨ではなく、短期集中型の、
大雨の傾向があるので、気を付けなければいけませんね。
私は毎年、この時期には、ラッキョウと梅干を漬けます。
こういった風物詩も楽しみながら、うっとおしい梅雨を乗り切っていこうと、
思っています。
こういう体調を崩しやすい時期に、ラッキョウと梅干は最強です!!

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