今年の梅雨前線は異例の居座り様だと、
気象庁も言っていますが、なんということでしょう・・・
コロナの試練に耐え、やっと動き出した人々を、
これでもか、と言わんばかりに叩きのめすような豪雨水害。
まったく言葉もありません。
前回の21話でご紹介した「JINー仁」の劇中で、
再々、「神は乗り越えられる試練しか与えない」という、
キーワードが登場しますが、彼らにそんな言葉をかけることは、
到底できません。
これで4回目の豪雨被害に遭ったという農家の方が、
「私が何かしましたか?」と、つぶやかれたニュース映像の、
その感情をぐっと押し殺してもなお滲み出るような悲痛な眼。
そのうるんだ眼に、先ほどの言葉を無神経にかけることは、
絶対にできません。
でも、1週間ほど前にそう言われた方のぐちゃぐちゃだった畑が、
最近少しずつきれいになっているのが映し出されて、
なんとすごいんだろうと、感動しました。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
そう思いたい。
そう思いたいけれど、そんな綺麗ごとだけでは済まない。
でも、コロナ禍と水害のダブルパンチにただやられっ放しでは、
ないはずです。
時間をかけても少しずつでもなんとか皆で乗り越えていきたい。
GoToキャンペーンが始まるのを目前に、東京は無論、
全国的に、じわじわとコロナの感染者数が増えています。
わが岡山も例外ではありません。
観光地をはじめ、待ちに待っていた経済活動に水を差す状況。
「スポーツの日」と名付けられた7月24日は、本来ならば、
東京オリンピックの開会式が行われる日でした。
今頃はオリンピックムードが最高潮に達して、
日本全体が盛り上がっていたはずです。
盛り上がっていたはずのこの時期・・・
GoToキャンペーンで盛り上げようとしても、
なんとなく盛り下がってしまいそうな雰囲気が漂っています。
今後一体どうなるのか、神のみぞ知るということでしょうね。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
そう、信じたい!!
そう信じて、一人一人が乗り越えるための努力を、
こつこつと続けていくしかありませんね。
天然痘や、ペスト、コレラ、スペイン風邪なども乗り越えることで、
医療や生活様式が発達したように、コロナも自然災害も、
苦労して乗り越えた先には、必ず進歩があるはずです。
これらは、大自然から人間に突きつけられた自然淘汰という、
過酷な現実で、大自然の営みは、相手が恐竜であろうと、
人間であろうと、適応しないものは容赦なく切り捨てていきます。
淘汰されない為に少しずつでも進化していくしかありません。
これは、「乗り越えられる試練」であってほしいです。
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