第15話   新元号で気分も新たに

5月1日から元号が「令和」と改まりますね。
新元号発表の日、ベッド2台にそれぞれ患者さんがおられて、
そろそろ発表の時刻かな〜と話しながら治療していました。
患者さん達はバッグにスマホをしまったままなので、
私が代表で治療の合間にスマホを見ていたら、11時半という予定時刻から、
10分程遅れて発表がありました。
「レイワだって。命令の令に平和の和。」
「エッ?レイワ?」「レイワ?」と、二人ともピンと来ない様子。
「令という字は意外よなぁ〜えぇ〜ッ?令和?へえ〜ッ?」
3人の会話はこんな感じでしたが、日本中の多くの人たちが、
おそらく意表を突かれた、誰も予想してなかった元号でしたね。

でも、出典が万葉集ということもあり、「令」には命令や号令といった、
元号に用いるにはマイナスと思われる意味以外に、
令嬢とか令夫人などのようなプラスの意味合いもあり、
それぞれの患者さんの治療が終了する頃には、
「なんか、いいね。いい元号よなぁ〜」と言いながら帰って行かれました。
好感度73%という報道もあり、平成生まれの患者さんなどは、
「なんか、カッコいいすよね。令和に生まれたかったなあ。」と。

天皇の崩御をきっかけに元号が改まるのと違って、
今回は、国民皆がなんとなくウキウキして発表を待つというお祭り騒ぎで、
この方がいいですよね


元号が改まり、来年には東京オリンピックも開かれるし、
佳き時代の幕開けとなることを、心から祈ります。
私も、TOPIC17でご紹介したように、ボランティアも始めて、
本業もなお一層、精進していきたいと思います。


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