私の自宅から歩いて１０分程の所に、曹源寺というお寺があります。
曹源寺は、臨済宗妙心寺派の禅寺で、岡山藩主池田家の菩提寺です。
原田正道老師が、昭和５７年に入寺されて以来、外国人にも門戸を開き、
外国人の修行僧が大勢居ることで有名です。
毎月１日には、背の高い青い眼の修行僧や肌の黒い修行僧達が、
墨染の衣に素足で、近隣を托鉢して周るのも風情があります。

境内には、美しいしだれ桜があり、毎年、人々の眼を楽しませています。
今年は全国的に一気に気温が上昇し開花から満開までがあっという間でしたが、
曹源寺のしだれ桜も例外ではなく、私が訪れた日はもう既に散りかかりでした。
桜はとても残念でしたが、境内では、現代美術備前焼展が行われていて、
面白いアート作品が楽しめました。
４月１２日まで開催されているそうです。
普段は静寂に満ちた境内も、大勢の人が訪れ、春の息吹に包まれていました。