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TOPIC25


ついに風君のライヴ体験!!


去る10月16日(日)、ついに、藤井風君のライヴに行ってきました。
16日は、当初、雨予報でしたが、半袖で充分の最高の好天でした。
コロナがどうなるか定かではない6月、もしチケットが取れたら「行け」という
示唆だろうと賭けのつもりでしたが、抽選で、アリーナ席が当たったのです。
ありがたいことにコロナ感染者数も全国的に減り、行くことが叶いました。
「治療室の小窓〜徒然なるままに〜」のページでも、幾度か取り上げて
きましたが、8年程前、彼の高校時代、ある患者さんからお聞きして以来、
注目し続け、必ずビッグなアーティストになると、期待してきた藤井風君。
吾が岡山から、今では日本国内は勿論、世界中で認められるアーティストに
成長しました。

2020年1月にメジャーデビューしてすぐ、コロナ禍に見舞われましたが、
着々と実力を蓄え、初アルバムは、私も含め、コロナ禍で喘ぐ多くの人々に、
癒しと前を向く希望を与えました。
彼の楽曲は、数多くのミュージシャンが絶賛する程、音楽的に高レベルな上、
若い男性であるにも拘わらず、甘いラヴソングや失恋の痛みを謳ったものは、
一つもなく、その歌詞にはより普遍的な深いメッセージが込められています。
「生きていくことは大変なことだ。
自分も超自我と自我の狭間で常に苦しんでいる。
けれど、人間は必ずいつか死を迎える同じ定めのもとに生きているのだから、
全て起こることには意味があるのだと受け入れよう。
最後の場所へ行き着くまでの道は人それぞれだが、一緒に愛し合いながら、
一緒に行こう。誰も独りではないよ。」
こういう哲学(これは私なりの解釈です・・・)が、どの楽曲の根底にも流れ、
若いファンだけでなく、年配の方たちにも支持され、まさに世界中の老若男女を
魅了しています。

ウィズコロナが模索され始めた今年、全国のホールツアーはどこも満員。
チケットが取りにくい状態が続いています。
10月15日、16日の、吹田パナソニックスタジアムのライヴは、風君自身初の、
スタジアムライヴである上、ガンバ大阪のホームスタジアムが音楽ライヴを
行うのも初の試みで、吹田市とガンバ大阪の協賛や、多くのスタッフの方々の
ご協力で、二日間の動員数が7万人!
それだけの人々が動いても大きなトラブルもなく大成功のうちに終わりました。

ライヴが最高だったことは言うまでもありません。
彼の登場時やMCに歓声が上がる以外、お客さん達は無言で、身振り手振りで、
曲に乗っているうちに、あっという間に過ぎ去った2時間でした。
私の大好きな「ロンリーラプソディー」と「それでは、」では、涙がこみあげました。
歌だけでなく、ピアノとサックスの演奏も秀逸でした。
残念だったのは、風君自身がビーガンな為、ビーガン料理がいただけるブース
が設けられていましたが、朝から行列がすさまじく、お昼過ぎに到着した私は、
炎天下で1時間半以上並ぶ根性がなく、挫折してしまったことです。
でも、食品ロスミュージアムというブースも設けられていてライヴだけでなく、
日頃から風君が問題意識を持っているコンセプトをも来場者に発信するという、
素晴らしい「秋の風祭り」でした。




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