第23話   コロナよ、コロナ〜飛んでゆけ〜!! 本文へジャンプ
長い梅雨がやっと明けて、やっと梅干しが干せ始めたと思ったら、
はや立秋も過ぎてしまいました。

今年はコロナ騒ぎのせいか、例年よりも時の流れが異様に早く感じられます。
当初、真夏になり気温が上昇するとコロナがある程度落ち着くのではとの、
一部専門家の見解もありましたが、落ち着くどころか日本全体に拡がり、
GoToキャンペーンも、お盆の帰省もなんだか
モチベーションが駄々下がりで、
それでも動こうとするテンション高めの人々と、
いや自粛しようという人々との温度差はますます大きくなるばかり。

これから一体どうなっていくのだろうと、不安になりますよね。
この状態が改善しないまま秋冬に突入するとどうなるか想像に難くないだけに、
「一寸先は闇」としか言いようがありません。

こういった状況のせいで、最近はなんとなく、気力が湧かないとか、
しんどい、気持ちか晴れない、夜眠れないなどのうつ傾向の患者さんが、
当クリニックでも少なくありません。
私が治療室に出勤する時、通り道にある心療内科では、
毎朝8時の時点で駐車場が一杯で、「密じゃないかしら?」と思う位ですが、
やはり、辛い患者さんがそれだけ多いということなのでしょう。

ストレスがあり、自律神経のバランスが崩れると、
軽いうつ傾向には、いつでも誰でもなり得ます。
特に、コロナ禍にあって、多かれ少なかれ皆さんストレスが溜まり、
自粛やテレワークで、運動不足、甘いものなどの食べ過ぎ、
手をかけた料理をする気力も無く、適当な食べ物で済ませ、
暑さとスマホの見過ぎなどで睡眠の質も落ち・・・
こうなると、自律神経が乱れ、代謝が低下し、簡単にうつ傾向になります。

それを防ぐ、または改善するのは、生活習慣の見直しが一番です。
一定の時刻に起き朝日を浴び、一定の時刻に寝る、
栄養バランスを考えた食事を、ちゃんと三食摂る、
適度に運動する(冷房の効いた部屋でのストレッチくらいでもいい)
できれば、戸外でウオーキングなどの有酸素運動をする、
これを続ければ、軽いうつ傾向は必ず改善します。
そして、手前味噌ではありますが、鍼灸治療を受療していただくと、
全身の血行が良くなり、自律神経の乱れが整い、代謝がアップします。
来院時、テンション低めで来られる患者さんのほとんどが、
「ああ、なんかスッキリして頑張れそうな気がしてきた」と、
笑顔で帰って行かれます。
そんな患者さんたちの笑顔で、私も元気になります(^^♪

先日、換気のために開けっぱなしにしている窓に風鈴をつるしました。
南部鉄器のふくろうが、とても癒される音を奏でてくれます。
たんざくに、私が書いた「コロナよ、コロナ〜飛んで行け〜!!」
という文句が、患者さんたちに大好評です笑


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